2019/07/01 鈴木邦男

お久しぶりです

7月からHPを再開すると宣言しましたので、やってます。

去年の年末に体調を崩し、このHPや他の連載もガタガタに崩れてしまいました。半年かけて、やっと元に戻りつつあります。他の連載は回復して、このHPだけが最後に残りました。

月刊「創」に書いている連載もずっとやってます。又、「レコンキスタ」に書いている連載も、さらに「月刊TIMES」に書いている連載も。皆、仲間の人に助けてもらってやってるのですが、このHPだけは個人的な仕事です。皆に「やってくれ」と言われてます。このHPだけが残っていたのです。

そうだ。6月に、鎌倉文学館に行ってきました。館長の富岡幸一郎さんと会ってお話を聞きました。とてもいい話でしたね。

又、姫路で飛松塾に出てきました。木村草太さんとトークしました。

又、劇団再生の高木さんがやっている読書会では「私にとっての一冊」をやってので、ぜひ行ってみたいと思いました。途中で電話をもらったので行ってみたらもう終わってましたが、でもこれは凄いと思う。私も皆の「一冊」を読んでいます。とても勉強になりました。

最近、河合塾コスモの「読書ゼミ」の授業で取り上げたのは、『同調圧力』(角川新書)がありました。同書では、望月衣塑子、前川喜平、マーティン・ファクラーの3人が話しています。

〈自由なはずの現代社会で、発言がはばかられるのはなぜなのか。重苦しい空気から軽やかに飛び出した著者たち。社会や組織、友人関係など、さまざまなところを覆う同調圧力から自由になれるヒントが見つかる〉

と書かれています。

それから、最近増刷した大澤真幸の『社会学史』(講談社現代新書)。

〈本物の教養がこんなに頭に染み込んで、ものの見方がすっかり変わる経験をあなたに!〉

と書かれています

〈社会学はもちろん、その周辺の学問を理解するためには、どうしても、社会学史全体を知っておく必要があります。それなのに、なぜか、社会学史の本がほとんどないのが現状です。だから、この仕事に私は、強い社会的な使命感を持っています〉

と大澤真幸さんは書いてます。新書で、とても勉強になる本です。

では又来週。