2018/08/20 鈴木邦男
山田洋次監督と会った!
山田洋次監督と。8/11(土)
共同通信・立花さんと山田監督
「写真」のところのトップに載せましたが、8月11日(土)、池袋文芸坐で山田洋次監督と会いました。
毎年、御手洗志帆さんが新藤兼人監督を記念する平和映画祭をやっていて、御手洗さんが紹介してくれたんです。
この日は山田洋次監督の「母と暮らせば」と新藤兼人監督の「さくら隊散る」が上映され、そのあと山田洋次監督と共同通信の立花珠樹さんとのトークがありました。
そして、そのあとで、私は山田監督と会ったのです。山田監督は「男はつらいよ」シリーズが有名だが、私は、全部観てます。山田監督にもそのことを言った。
「寅さん記念館」にも行ってきたし、「寅さん弁当」も食べました。山田洋次ミュージアムにも行ってます。
そして、北朝鮮の話をしました。北朝鮮では、首領さまを筆頭に、皆、寅さんが好きなんです。金日成さん、金正日さん、金正恩さんだ。首領さまは勿論、全国民が好きなんですね。
驚いたことに、山田監督も、北朝鮮には行かれたようです。「大歓迎でした」と言ってました。「寅さん記念館を、ピョンヤンにも造って下さい」と言われたかもしれませんよね。
北朝鮮と中国は非常に仲がよく、北は何かあると、中国に頼ってます。
でも、「寅さん」のことが分かるのは、日本と北の二国だけです。それは北の人が言ってました。寅さんの価値観は、日本人と朝鮮民族だけが分かる、中国とアメリカは同じで分からないのだ。凄いことを言いますよね。
例えば、。寅さんは、人のためと思って必死で動いてます。それに金をもらった仕事ではないし、それをやったからといって何かを得るものではありません。中国の人はそんな「寅さん」を観て、そんなに働いて、それでどうなったの? いくらもらったの?、と言ったのです。日本と朝鮮民族だけは寅さんの無償の働きを理解し、分かるんです。そう言いました。なるほど、そんなものかな、と私は思いました。
北朝鮮では、幹部の人たちは皆、「寅さん」を観て、日本のことを勉強してるそうです。ほう、日本では、こんな時にこうするのか…と。
又、幹部なども言ったそうです。「寅さん映画を北朝鮮の人民たちにも見せたい」と。首領さまは、ちょっと考えて、「でも、皆が働かなくなっては困るな」と言ったそうです。
寅さんは、必死で働く。サラリーマンじゃないですよね。気ままに旅から旅へと行く。自由人です。山田監督とは、そんな話をしました。
8月11日(土)は朝10時から、2本、映画を上映した。1本目は、「母と暮せば」。2本目は 新藤監督の「桜隊、散る」です。ずっと新藤兼人監督の平和映画祭をやったのです。この日は山田監督の映画と、山田監督に選んでもらった映画です。そして、トークでした。
実は、8月10日(金)も小百合さんの懐かしい映画をやりました。「キューポラのある街」です。今からもう56年も前の映画です。埼玉県の川口市の鋳物工場の物語です。そこは在日の人が多く、差別にあえぐ在日の人たちは北朝鮮に帰るのです。「帰還事業」です。
この日は、中野区役所の寅次郎君も来てました。「寅さんは50本位あるので、僕は全部観たよ」と言ったら、寅ちゃん、「正確には48本です。僕はそれを全部観たよ」と言う。大したものだ。偉い。さすが「寅次郎」だ。
【だいありー】
靖国神社で。8/15(水)
大勢の人が参拝に来てました
長い列が出来て、進めません
中村監督の取材
戦没馬慰霊の像の前で
「軍犬慰霊像」で
針谷君と
取材を受けました
いい雰囲気でした
- 8月13日(月)午前中、原稿。仕事してたら、外は凄い雨だった。そして突然、停電。雷のせいかな。しばらく、電気はつかない。大変だった。
午後から図書館。
- 8月14日(火)午前中、原稿。
午後2時、取材。
- 8月15日(水)午前10時、九段下で待ち合わせて、靖国神社へ行く。映画の撮影も兼ねて。
夜は宮台真司さん、白井聡さんとテレビのトークに出ました。
- 8月16日(木)学校の自習室で勉強した。
そのあと、映画を2本観た。新宿で。「オーシャンズ 8」と、矢崎仁司監督の「スティルライフオブメモリーズ」。
- 8月17日(金)午前中、原稿。
夕方、一水会に行く。一水会フォーラム。ホテルサンルート高田馬場。講師は北川正人さん(千代田化工建設株式会社元社長)。演題は「世界地図を見よう」。とてもよかったです。
- 8月18日(土)午後2時、銀座「ニコンサロン」で。小柴一良さんの写真展を観に行く。大震災の福島の写真展だ。よかった。いろいろ話を聞きました。
- 8月19日(日)午前中、原稿。
午後から中の芸能小劇場。立川談之助さんの落語を聞く。面白かった。
終わって、飲む。
8/15(水)の夜、「ニコ生」に出ました
ジョー横溝さんと宮台真司さん
ゲストの白井さんと鈴木
収録が終わって
ポレポレ東中野で
【写真説明】
①山田洋次監督と。第7回「新藤兼人平和映画祭」で、8月11日(土)に会いました。「母と暮らせば」の上映の後、主催者の御手洗さんが紹介してくれました。
②これは、山田監督と立花珠樹さん(共同通信編集委員)のトーク中の写真です。
③8月15日は毎年、靖国神社に行きます。今年は、午前中に行きました。多くの人たちに会いました。
④靖国神社は大変な人でした。参拝に大勢が並んでいて、何時間も待ってました。
⑤長い列が出来てました。
⑥九段下から靖国神社に行くまで、チラシやパンフを随分ともらいました。着いてから、中村監督に取材されてます。
⑦戦争では、馬、犬、鳩なども徴用されました。その像です。
⑧これは「軍犬慰霊」の像です。
⑨ここで、針谷君に声をかけられました。
⑩ポレポレ東中野では戦争の映画を沢山やってます。ぜひ観て下さい。
⑪写真の像の所で、中村監督から取材を受けました。
⑫今年の靖国はとてもいい雰囲気でした。
⑬この日の夜は「ニコ生」に出ました。
⑭宮台真司さんと、ジョー横溝さん(司会)です。
⑮ゲストの白井聡さんと鈴木。
⑯収録が終わって、皆と。
【お知らせ】
- 9月11日(火)一水会フォーラム。講師:田母神俊雄氏。演題は「弱体化し続ける日本をどうするか」。
- 9月16日(日)「大杉栄メモリアル2018=言葉と歌で日本の近現代史を振り返る=」。新発田市生涯学習センター。午後1時より。第1部講演。栗原康氏。「米騒動から百年。大杉栄がみた大阪の米騒動」。
第2部。大杉栄と絶叫歌人・福島泰樹
第3部。対談。「大学紛争から50年」改めて問う右と左とは。福島泰樹:鈴木邦男。
申し込み・お問い合わせ、「大杉栄の会」斎藤徹夫。
FAX 025(422)3372へ。