2018/03/12 鈴木邦男

怪我をしましたが、もう大丈夫です。心配かけました

①寅ちゃんから始まった

なぜか、身近で、事故が続いてました。

寅次郎君が自転車に乗っていて怪我をして、救急車で運ばれ、病院にしばらく入院してました。

退院し、今は元気に仕事に復帰しています。でも、事故の時の記憶がないそうです。気がついたら救急車の中で、「かなり危ない」と言われたそうです。

頭から地面に叩きつけられ、頭の骨を骨折した重傷でした。でも、奇跡の回復力で退院しました。

初め、車とぶつかったかと思いましたが、それはなくて、自分でこけたんだそうです。自転車はちゃんと大丈夫でした。今はその自転車で動き回っています。

冤罪の救援をやっているし、国家にとって不都合なやつだと、国家、あるいはアメリカCIA、あるいはISから狙われたのではないか。と憶測する人もいますが、分かりません。それはないようです。

1月6日の名古屋読書会には、その事故があって、寅ちゃんは来れませんでした。

その日、四国に帰省していた塩田さんが、故郷から駆けつけてくれましたが、寅ちゃんの呪いか、急に調子が悪くなり、そのまま出席しないで帰ってしまいました。

又、瀧沢さんのお父さんが倒れて、瀧沢さんは急に看護に行きました。

それで2月10日(土)の瀧沢さんの結婚式はお父さんは出席出来ない。入場の時、バージンロードを一緒に歩く人がいない。それで、「鈴木さん、お父さんの代わりに歩いて」と頼まれて、私が出たわけです。

でも、その頃から、寅ちゃんの呪いなのか、私はよく転ぶ。でも大したことはなかった。

ところが、事故が起きたのは3月1日(木)だ。学校に行こうと思い、焦っていた。少し遅れていたし。

ところが、急に焦って、身体は前に行ってるつもりだが、足がもたついて、ついて行けない。もつれて、転んだ。

だめだな。こんなことで転んで、と思っていたが。かなり、勢いよく転んだ。両手をついて、血だらけになった。

森村泰昌さん。鈴木。渡辺真也君。3/2(金) 森村泰昌さん。鈴木。渡辺真也君。3/2(金)

焦って起き上がろうとしたが、起きられない。バタバタしているうちに、頭や顔を打ったようだ。

近くの人が駆けつけてきて、「大丈夫ですか」と声をかけ、起き上がらせてくれる。

何とか、学校に行った。でも、両手も顔も頭も血だらけだ。「大変だ。病院に行かなくちゃ」と言われ、近くの救急病院に連れて行かれた。

「骨折してないか」「脳波に異常はないか」と、レントゲンや、いろんな機械で調べられた。

幸い、異常はなかったので、ホッとする。「このまま入院です」なんて言われたら、どうしようかと思っていたが。

桂ざこばさんと。3/3(土) 桂ざこばさんと。3/3(土)

ともかく家で安静に寝てて下さい。何かあったら又、病院に来て下さいと言われた。

次の日、3月2日(金)は、森村泰昌さんのライブを見に行く約束をしていた。怪我をしてるのに行くのも…と思ったが、森村さんとはなかなか会えないので、無理をして行った。真也君、レーニンさんと一緒だ。

ライブは面白かったが、その後、会ったら、「大丈夫ですか」と心配されてしまった。

さらにその翌日3月3日(土)は、大阪に行って桂ざこばさんに会ったのだ。大阪の「よみうりテレビ」の「そこまで言って委員会」でよく会う人だ。

お話中です お話中です

ところが、年末に出たらいない。「どうしたの?」と局の人に聞いたら、去年の5月に脳梗塞で倒れて、ずっとお休みです。と言う。

大変だ。お見舞いに行かなくちゃ。退院してリハビリをしてるという。でもテレビには出てない。

ただ、落語会の方には、最近出てるようだという。短い時間だし、自分のやりたいようにやる。テレビで3時間以上束縛されるのとは違う。

よし、そこに行こうと探して、この日、大阪の演芸場に行った。

終わって、挨拶に行った。もう元気だった。でも、かえって私のことを心配された。「又、右翼に殴られたんでっか?」とか言われて…。

「昔は、よく人を襲ってたのに、今は、襲われとるんでっか?」とか。いやいや、ちゃいまんねん。もうそんな元気はありません。転んだんです。と必死で言い訳しました。

②塩見さん、残念です

塩見さんお別れ会。3/4(日)
塩見さんお別れ会。3/4(日)
お別れ会。時代を語る会
お別れ会。時代を語る会
私も挨拶しました
私も挨拶しました

そして、次の日、3月4日(日)は塩見さんのお別れ会でした。毎日、出かけているよな。安静にして、寝てなきゃアカンのに。

でも塩見さんとは長い付き合いだ。私より二つ上だ。こんなに早く亡くなるとは思ってもいなかった。もっともっと教えてもらいたかった。

「送る」という感じではなかった。行くのを阻止したい感じだ。奪還したい感じだった。

全国から多くの人たちが来ていた。「あれ?どうしたの」「又、右翼に殴られたの?」と聞かれる。

「いや連赤の植垣さんに殴られたんです」と出まかせを言ったが、「連赤にやられてたらその程度じゃ済まない。殺されてるよ」と言われた。それは言える。

そんなわけで、怪我は大したことはなかったし、ちゃんと病院にも行ったのに、そのあとの「説明」が大変で、いろんなところにご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。

学校で、病院に連れて行ってくれた人からはその後、毎日、定期的に電話がある。

「おい、生きてるか」「大丈夫か?」と。何かあったらすぐに病院に行かんとアカンで。と言う。救急車が来るのかもしれない。

焦って歩けない。カバンが重いからだ。歩き方が分からんからだ…と、いろいろ言われてます。全てが正しいのでしょう。

根本的に改めて、身体を治していきたいと思っております。災いを転じて福となすように頑張ります。

肉体と精神の問題についても、基本的なところから考え直さなくてはいけないと思いました。反省することが多い今日この頃です。

森さん
森さん
元活動家の早見さん
元活動家の早見さん
森さんと
森さんと
PANTAさん。椎野さん
PANTAさん。椎野さん
植垣康博さんと
植垣康博さんと
雨宮さん、早見さんと
雨宮さん、早見さんと
20年前の塩見さん
20年前の塩見さん
川西さん。塩見さん。鈴木
川西さん。塩見さん。鈴木

【だいありー】

  1. 3月5日(月)一日中、家で寝ていた。
  2. 3月6日(火)昼から図書館。
  3. 3月7日(水)午前11時、東西線・門前仲町駅集合。東京大空襲を学習する会。カメラマンの福田文昭さんが主宰。濱田嘉一さんが説明・解説してくれる。当時の現場を歩く。歩き回って少し疲れた。
  4. 3月8日(木)河合塾コスモ。先週は、学校から病院に連れて行かれたんだった。おかげで助かりました、とお礼を言いました。でも、学校は春休みだった。いかんな。ボケてる。
  5. 3月9日(金)家で寝てました。
  6. 3月10日(土)昼、図書館に行きました。
      6時半、紀伊国屋書店。入江公康さんの『現代社会用語集』(新評論)の刊行記念トーク(栗原康さんのトーク)を聴きに行く。面白かった。栗原さんにも久しぶりに会う。
  7. 昼、浅草。東京大空襲の慰霊祭に出る。カメリまんの福田文昭さん、濱田嘉一さんも来ていた。それに、大空襲の本を出した村岡信明さんも兵庫から来て挨拶していた。
      村岡さんは、『東京大空襲・死と生の記憶。赤い涙』(クリエイティブ21)という本を出している。素晴らしい本だ。文章も詩もいいし、絵もいい。絵もうまいし、見てるのが苦しくなるほどだ。
      初対面でしたが、いろいろと聞きました。共産党の吉良よし子さんも来てました。久しぶりでした。

【写真説明】

森村泰昌さん。鈴木。渡辺真也君。3/2(金)

①3月2日(金)7時から、森村泰昌さんのライブがありました。椎野礼仁さん、渡辺真也君と観に行きました。芝浦のリーブラホールで。美術のポートレートになったり、三島由紀夫をやったり、大活躍でした。感動しました。終わって、楽屋に訪ねました。「あれっ、鈴木さん。どうしたの」と聞かれました。怪我をしてるので、眼帯をしていったのですが、気付かれてしまい、かえって心配させてしまいました。

桂ざこばさんと。3/3(土)

②翌日の3月3日(土)は大阪まで、桂ざこばさんの落語を聴きに行きました。5月に倒れて、テレビも休んでるが、落語だけは出てるというので、お見舞いに来たのです。でも逆に、こっちが「大丈夫?」といたわられました。ざこばさんはリハビリも終わって、元気一杯でした。

お話中です

③テレビや落語や、いろんな話をしました。

塩見さんお別れ会。3/4(日)

④3月4日(日)、午後2時から、連合会館。塩見孝也さんを送る会で。全国から大勢の人が集まりました。

お別れ会。時代を語る会

⑤塩見さんの写真が大きく飾られてました。

私も挨拶しました

⑥私も挨拶しました。とてもいい先輩でしたから、教えてもらいました。

森さん

⑦森輝雄さん。元赤軍派で、大菩薩峠事件で逮捕されましたが、その後、西東京市の市議選に出て連続トップ当選しています。すごいです。

元活動家の早見さん

⑧元活動家、「戦旗派」の早見さんです。今は、ライターです。

森さんと

⑨西東京市議の森さんと。

PANTAさん。椎野さん

⑩PANTAさん。椎野礼仁さんと。

植垣康博さんと

⑪元連合赤軍の植垣康博さんと。静岡から来たんですね。

雨宮さん、早見さんと

⑫雨宮処凛さん、早見慶子さんと。

20年前の塩見さん

⑬参加者が持ってました。20年前の写真です。何かの集会ですね。塩見さんが立ってアジってます。向こう側には私がいますね。あっ、このセーターは今も持ってますよ。

川西さん。塩見さん。鈴木

⑭これも20年前ですね。左から、歌手の川西杏氏。塩見さん、私です。あっ、このジャンパーは今も着ています。物持ちがいいんですね。他の写真では、私がジーンズを履いてる写真がありました。若いですね。

【お知らせ】

  1. 岩波書店編集部編『3・11を心に刻んで 2018』(岩波書店)が発売中です。岩波ブックレットです。定価は780円です。私も書いてます。本の帯にはこう書かれてます。
    〈大震災のあと、約250名の筆者により毎月書き継がれてきたウェブ連載「3・11を心に刻んで」。本書にはその第7期分を収録するとともに、被災地の現在を伝える河北新報社の現地ルポ「復興の設計図」。同紙記者による書き下ろしを加える〉。
  2. 3月〜5月の一水会フォーラムが決まりましたので、紹介します。場所は全てホテルサンルート高田馬場3階会議室。午後6時30分からです。
    3月14日(水)
    田村重信さん(前自民党政務調査会審議役)
    演題「憲法改正を議論する」
  3. 4月と5月の一水会フォーラムは以下です。
    4月9日(月)
    佐々木良昭さん(経団連アナリスト)
    演題「最新の中東情勢を考える」

    5月9日(水)
    孫崎享さん
    「日米安保の意義を問う」
    お問い合わせ、出席申し込みはtelかfaxで。tel 03(3364)2015 fax 03(3365)7130 E-mail info@issuikai.jp
  4. 4月5日(木)。「4.5 主権者が政治を変える!桜まつり」。16:30〜20:00。上野公園野外ステージ。
    第1部〈沖縄と共に原発を考える〉。
    第2部〈安保法制違憲〉〈森友・加計問題〉。スピーチ、伊藤真、上原公子、山城博治、井筒高雄、植草一秀、鈴木邦男、他。
  5. 4月8日(日)午後1時より、山梨県立文学館で。「竹中英太郎と竹中労。父子を偲ぶトークのつどい」。
     入場料3,500円。ゲスト・樹木希林、水道橋博士、喜国雅彦、大工哲弘、竹中紫ほか。