2016/12/12 鈴木邦男
これこそ、〈戦後〉の乗り越えだ
①同日・同時刻に二つの〈融和〉が
超満員でした
鈴木宗男さん。「国民大会」で
運命的な偶然だと思いましたね。
同じ日のほとんど同じ時間に、〈歴史的融和〉を求める二つの集まりが開かれていたんです。
一つは、高田馬場で開かれた〈日露平和条約締結促進国民大会〉。
私は右翼・民族派の運動に入って50年になろうとしますが、こんな体験は全く初めてです。
だって、開会してすぐ起立してる我々の前でロシア共和国の国歌と、日本の国歌が演奏されたのです。
「うーん、かつては不倶戴天の敵だったのになー」と思いました。
西田昌司さん
自民、維新の会、新党大地の人。それにロシア人のサルキコフさんも出席しています。ロシアからの留学生も出席しています。
そこで〈日露平和条約〉について論じ、〈日露友好〉を説くのです。
この時は知りませんでしたが、同じ頃、永田町では、自民党総裁室で開かれた党役員会で、安倍晋三首相は唐突にこう語った。
「戦後政治の総決算に挑むつもりだ」と。
その2時間後、首相はハワイ訪問を明かし、「4年間を総括し、未来に向けてさらなる同盟強化の意義を世界に発信する機会にしたい」と。
これは凄いことだ。
小林興起さん
「そんなことより靖国神社参拝が先だろう!」「アメリカに行って、謝るのか! 許せない!」という声もあるが、私は諸手を挙げて賛成したい。そこまで決断した首相の勇気を讃えたい。
オバマ氏が広島の平和記念公園を訪れたのは5月下旬の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)直後。
この時にも首相の真珠湾訪問が取り沙汰されたが、首相はきっぱりと否定した。「バーターした」と思われたくなかったからだ。
だが、首相は、真珠湾訪問の道を模索し続けた。
8月には昭恵夫人が真珠湾を訪ね、現地の反応を探った。
サルキソフさん
その一方で退任するオバマ氏との会談について「最後にふさわしい会談をしたい」と米側に打診した。
産経新聞によると、そこで浮上したのがオバマ氏の故郷であるハワイ・オアフ島での会談だった。
日米両国が8日(現地時間)に真珠湾で初の合同追悼式典を開く運びになったこともあり、これに合わせて会談を行う方向で調整が続いた。
そのあと、いろいろ横ヤリが入ったり、トランプ次期米大統領との会談があって、反撥を受けたりしたが、だが、オバマ氏は友好的だったという。
吉田豊史さん
首相が真珠湾訪問の意向を告げると、「私が強いることになってはならない」と笑顔で応じ、その場で12月26・27日の訪問が決まった。
この10日前には、首相は自らの故郷、山口にプーチン・ロシア大統領を招き、会談をする。北方領土問題も直に話し合われる模様だ。
これに臨む首相を激励し、平和条約締結を願う国民大会が開かれた。安倍首相が、「真珠湾訪問」を明かしたほとんど同じ時間だった。
②ロシアと平和条約を!
主催者挨拶(木村三浩氏)
午後6時半から、高田馬場のホテルサンルート大会議室で行われた大会だ。
〈12.5 日露平和条約締結促進国民大会〉だ。
全国から多くの人が詰めかけた。
それに発言する国会議員の演説も熱い。
6時半、時間通り始まる。司会は日野興作氏。元気がいい。会場が引き締まる。
それから、ロシア、日本の両国国歌演奏。
まず、主催者挨拶。一水会代表の木村三浩氏だ。
全体総括(鈴木邦男)
なぜ今、こうした集会を開くのか。ロシアは日本の右翼・民族派の「敵」ではなかったのか。そんな批判もあるが、今を逃しては、北方領土返還の好機はない。プーチン、安倍首相の会談を応援し、激励しよう。そのためには「大きな差」も超えて、政界も民間も、与党も野党も、皆、協力して立ち向かうべきだ! と訴えた。
これからは「大会基調挨拶」だ。
⑴日本維新の会 吉田豊史衆議院議員
⑵コンスタンチン・サルキソフ山梨学院大学名誉教授
⑶自由民主党 西田昌司参議院議員
⑷元財務副大臣 小林興起氏
⑸新党大地 鈴木宗男代表
本当に忙しい中を、これだけの人たちが、高田馬場に駆けつけてくれた。熱い演説をしてくれ、最後まで残ってくれた。
国会では、いろんな動きがあったのに、永田町ではなく、わざわざ高田馬場まで来てくれたのだ。ありがたい話だ。
③「政宗」超えの宗男さんだ
上田城の前で。12/4
上田城で
それから、大会メッセージ。
⑴日露友好議員連盟幹事長・自由民主党総裁特別補佐。西村康稔衆議院議員
⑵日露友好議員連盟事務局長・民進党・白眞勲参議院議員
そして、佐藤雅史氏が「大会決議(案)」を読み上げる。
最後の「全体総括」は、鈴木邦男だ。「総括」というよりも、主催者側の「お礼のことば」ですね。
こういう集会は50年の活動人生の中でも初めてであり、とても感動しました、と挨拶しました。
巨大な真田石
政党の運動、左右の政治運動、市民運動は今までどちらかというと〈怒り〉〈憎しみ〉を主原動力としてやられてきた。
「…を許すな!」「…を打倒しろ!」と。私も長い間、そんな運動をしてきた。その方が人が集まるからだ。又、運動も大きくなる。
だが、〈運動〉だけを考えていてはダメだ。広く、国家そして世界のことを考えなくては…。
戦前、戦中、戦後とは世界も変わった。いつまでも同じことを言い、憎しみをぶつけていては何ら進歩がない。ロシアも、テーブルに着き、話し合おうとしている。安倍政権も本気だ。
真田井戸
この時、「ロシアは敵だ。騙されるな!」「話し合いに応じるな!」と言って政府批判をすることは簡単だ。
でも、それでは、いつまでも北方領土は返ってこない。話し合いに応ずる今、そこに出ていくべきだ。
それに、1か月前の、ある光景が目に焼き付いている。
新党大地の鈴木宗男さんの政治パーティだった。1か月ほど前に、ニューオータニの一番広いホールで行われた「鈴木宗男・貴子を叱咤激励する会」だ。
凄い人だった。多分、今、政治家のパーティで人が一番集まるのは宗男さんだろう。それだけ人気があるし、信頼がある。
「真田井戸」の説明
まず、宗男さんが元気に「挨拶」する。そして、ゲストの紹介だ。
何と、第一番目に安倍首相が登壇し、演説をする。今、ロシアと交渉している。宗男さんとは共同で、向かっている。島を取り戻すために、与党も野党もありません! と獅子吼する。
次は何と、森元首相だ。自民党の議員のパーティだって、こんな大物が二人も出ることはない。野党の新党大地のために来たのだ。島を取り戻すためには与党も野党もないと、それを見せつけられた。
森さんは、二人を並べて、「叱咤激励する会」となってるけど、どっちを叱咤し、どっちを激励すればいいのかな? と言って笑わせる。「そうか、宗男さんを叱咤し、貴子さんを激励すればいいのか」とも言っていた。
④これこそ本当の愛国心だ
外では武将たちが…
NHK大河ドラマ館
その内部です
もの凄い拍手だった。盛り上がった。
だが、ちょっと心配もあった。野党のパーティのために、与党のトップの人に来てもらうなんて、「転向」じゃないのか。姿勢が揺れてるのではないか。多分、同じ党の仲間たちも、そう思う人もいる。
普通なら、そんな心配、誤解を受けないように、与党の代表なんか呼ばない。
少しでも、文句をつけて、「だから与党はダメだ。正しいのは我々だけだ!」と主張する。普通の野党なら、そうする。少しでも違いを見せつけて、「自民党打倒だ!」と言う。その方が楽だ。
しかし、宗男さんは偉い。そんな誘惑には乗らない。
立川談慶さんの独演会
どんなに誤解されてもいい。これは一国のために自民に協力すべきだ。島を取り戻すために「党の都合」などは捨てよう。そう決断したのだろう。
この人は、多分、伊達政宗を超えたね、と私は思った。
宗男さんは、宮城県出身だ。お父さんの代に北海道に渡った。
お父さんは、宮城県生まれの息子に、「伊達政宗のようになれ!」という希望を込めて、「宗男」と名付けた。そして政宗になった。今や、政宗を超えた。
そうか。政治の世界だって、与党・野党の違いを超えて協力してるんだ。
我々だって小さなことにこだわっていてはダメだと思った。木村代表も、そう思ったのだろう。
いきなり舞台に上げられました
だから、この日は右翼・民族派の人たちを集めた集会だが、パネラーは、自民党、日本維新の会、新党大地…の人々だった。
ロシア人のサルキソフさんもいる。それで誰も文句を言わない。
与野党だって、小さな対立を越えて、国のために一致協力してるんだ。
我々だって、政党、民間の区別を越えて、協力すべきところは協力すべきだ、と皆、思ったのだ。
12月5日(月)、この日のことは忘れない。
日露が大同団結し、平和条約を結ぼうとしている。
打ち上げパーティで乾杯を
又、永田町では首相が、真珠湾に行き、慰霊をしようとしている。
世界的に見るならば、自分のことだけを考えて、悪いのは他国だとばかりに憎しみを他国に向け、それで自分の国民の人気を取ろうとしている国が多い。「愛国心」「ナショナリズム」は間違った使われ方をしている。
その中で、日本は、いい意味での愛国心、ナショナリズムを発揚しようとしている。
それは相手国、他国を尊重し、その国での愛国心、ナショナリズムを理解した上での自国のナショナリズムだ。
その互恵・平等・平和の精神から世界の新しい平和も生まれる。
そのスタートに立った上で、12月5日は、長く記憶されることだろう。
【だいありー】
会場の上田映劇前で
私の本を持って談慶さん
- 12月5日(月)午前中、原稿。
午後2時、取材。
午後6時、ホテルサンルート高田馬場に行く。
〈日露平和条約締結促進国民大会〉。
凄い大会だった。感動的だった。全国から集まった多くの参加者もそう感じたはずだ。政治家と民間活動家の垣根がない。与党と野党の垣根もない。一国民として皆、一致団結した。この日露平和条約の締結を願っている。そして島が返ることを願っている。詳しくは「主張」で書いた。この日は記念すべき日になるだろう。
終わって、「祭ばやし」で二次会。そこでも、皆、興奮冷めやらぬ状態で、大声で論議していた。
ケーキに写真が…
- 12月6日(火)午前中、原稿。
午後1時、高田馬場。週刊「アエラ」の編集者と打ち合わせ。夜、「ファンタスティック・ビースト」を見る。「ハリーポッター」の続編らしい。面白かった。
- 12月7日(水)午前11時、高田馬場「ミヤマ」の会議室。新聞社の取材。
その後、食事して家に帰り、ずっと仕事。仕事がたまっていて、進まない。必死でやる。
池波正太郎記念館で
- 12月8日(木)午前10時半、打ち合わせ。
午後から河合塾コスモへ。自習室で勉強。
3時、「現代文要約」。
5時、「読書ゼミ」。内田樹さんと白井聡さんの対談本『属国民主主義論』(東洋経済)を読みました。よかったです。
- 12月9日(金)午前中、原稿。
午後から民進党の勉強会に出る。私なんかが講師でいいのかな。緊張しました。光栄でした。
夜、新橋で、「ザ・ニュース・ペーパー」を見る。面白かった。
街には「真田十勇士」の像が
- 12月10日(土)午前中、取材。
12時、グランドヒル市ヶ谷。三浦重周氏の命日(早雪忌)。 追悼祭。さらに日本学生同盟が結成されて50年。三島由紀夫研究会結成から45年という節目の年でもあります。それを思い出しながら、三浦氏の追悼。
終わってから錦糸町。出来たばかりの「北斎美術館」に行く。
- 12月11日(日)午前11時より午後6時まで。第16回・河合塾哲学シンポジウムに出る。
場所は東大の弥生講堂一条ホール。テーマは「人称=その成立とゆらぎ」。なかなか難解なテーマだ。
予備校生はあまりいない。講師や、大学の先生、研究者に向けてのシンポジウムだ。
木村敏、野家啓一、内海健、斉藤環、谷徹、森一郎、清水光恵さんなどのコメンテーターが発表し、そのあと討論。大学の授業よりも深いし、勉強になった。
らーめん屋で、こんな名前が
「十勇士」の看板も
【写真説明】
①12月5日(月)6時半。〈日露平和条約締結促進国民大会〉が開かれました。ホテルサンルート高田馬場3階大会議室で。基調演説をする鈴木宗男さん(新党大地代表)。
②西田昌司さん(自由民主党・参議院議員)。
③小林興起さん(元財務副大臣)。
④コンスタンチン・サルキソフさん(山梨学院大学名誉教授)。
⑤吉田豊史さん(衆議院議員・日本維新の会)。
⑥東京だけでなく、岡山、大阪などから駆けつけた人もいて、超満員でした。
⑦主催者挨拶をする木村三浩・一水会代表。
⑧最後の「全体総括」。鈴木邦男。
⑨12月4日(日)。長野県上田市に行きました。上田城の前で。平田竜二君(右)が案内してくれました。
⑩上田城の門の中ですね。
⑪巨大な「真田石」です。城の石垣に使われています。これだけのものをよく掘り出し、運んだと思います。
⑫これも不思議ですね。「真田井戸」です。人が覗いて落ちないように、囲いがしてあります。
⑬この井戸は、抜け穴になっていたんですね。凄いですね。
⑭城の外では、武将たちが気勢をあげてました。これから戦いでしょうか。野外劇のようです。
⑮NHK大河ドラマ館も見ました。
⑯よく出来てます。私は「真田丸」だけでなく、毎年作る「NHK大河ドラマ館」は、ほとんど見ています。「八重の桜」「黒田官兵衛」…と。
⑰上田の町中に貼られてました。立川談慶さんの落語独演会のお知らせです。
⑱それで、上田映劇に入って、談慶さんの落語を聞きました。そしたら、「鈴木さんが来てるので、話してもらいましょう」と。いきなり、壇上に上げられました。
⑲そのあと、打ち上げパーティがありました。私は、乾杯の音頭をさせられました。
⑳談慶さんと。竹中労の本『ルポライター事始』と、私の本『反逆の作法』を持ってますね。
㉑談慶さんの顔が描かれた大きなケーキです。そこにナイフで入刀です。でも、どうやってケーキに写真を入れるんでしょう。
㉒独演会をやった上田映劇の前です。映画をやったり、落語をやったり、いろんなことをしています。
㉓落語の前には「池波正太郎『真田丸』記念館」を見ました。池波正太郎も結構、私は読んでます。
㉔町を歩いてたら、こんな名前のラーメン屋がありました。「六文銭らーめん・真田幸村」。いいのかな。今度、入ってみよう。
㉕街には、ところどころに「真田十勇士」の像がありました。これは望月六郎ですね。
㉖「十勇士」の看板もありました。これが根津甚八です。「あれっ? 根津甚八って、俳優じゃないですか?」と平田君。地元の人が、これじゃ困るな。「真田十勇士・根津甚八」に憧れて、芸名にしたんですよ。彼は。
【お知らせ】
- 『紙の爆弾』(1月号)発売中です。特集が〈「メディア支配」電通・博報堂の落日〉です。そして、〈不祥事続発が示す自民党劣化〉。私の連載「ニッポン越境問答」では、平田竜二君と対談しました。故・見沢知廉(作家)の弟子でした。天才作家・見沢が生きてたら、今、何を言うのか。何を書くのか。急に会いたくなって、行ってきたのです。青森県の恐山に。そして、見沢の霊を降ろしてもらい、対談してきました。その衝撃の体験を聞きました。
- 月刊『創』(1月号)も発売中です。〈南京事件めぐる日テレvs産経〉。〈「ジャカルタ事件」城崎勉被告〉などが特集。私の連載「言論の覚悟」は、「三重県に三回行った」です。11月に森田必勝氏のお墓参り。三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台となった神島。名張毒ぶどう酒事件の名張と、行ってきました。そのレポートです。
- 12月18日(日)三島由紀夫作品と噂された幻の小説の完全映画化。〈「愛の処刑」上映と禁断のトークイベント!〉。14:30開場。15:00〜17:00 映画上映とトークイベント。会場は、本屋B&B(下北沢)。トークゲスト。伊藤文學(雑誌「薔薇族」初代編集長。「愛の処刑」プロデューサー)。鈴木邦男。
これは噂では聞いていたが、見る機会はなかった。1960年に榊山保名義で地下出版された「愛の処刑」は、後の「憂国」や三島の最期を連想させる。映画化されたが、専門館での上映が中心で、一般の映画ファンには鑑賞の機会がなかった。今回はプロデューサーの伊藤文學氏が特別に上映。映画制作の過程や三島由紀夫の知られざる一面を探っていきます。
予約方法 本屋B&Bホームページ「EVENT」よりお申し込み下さい。
http://bookandbeer.com/event/20161218_ainoshokei/
料金1500円+1ドリンクオーダー(500円)
- 2017年1月14日(土)。三島由紀夫生誕祭。
場所:東京・銀座タクト。18:00〜Open 18:30〜Start。
会費:男性6000円。女性5500円。
予約:電話03(3571)3939(銀座TACT)
祝・『美しい星』映画化。生誕92年! 年に1度のお祝いパーティ。
第1部 18:30〜 深読み座談会。〜予言小説!?『美しい星』をめぐって〜
椎根和(『平凡パンチの三島由紀夫』著)
鈴木邦男(『遺魂 三島由紀夫と野村秋介の軌跡』著)
横山郁代(『三島由紀夫の来た夏』著)
第2部 20:30〜 ジャズ&ポップスライブ
横山郁代(vo)&志村孝雄(p)
- 1月19日(木)、一水会フォーラム。6時半、ホテルサンルート高田馬場。講師・浜田和幸さん。「トランプの実像」。濵田さんは前衆議院議員で、トランプさんに合っている数少ない日本人の一人です。貴重な話が聞けると思います。
- 「循環する読書会」名古屋会。
日時:2017年2月5日(日)13:30〜16:30
参加費:3,000円 終了後に懇親会があります(希望者のみ。参加費は別途)
場所:ウィルあいち 名古屋市東区上竪杉町1番地
http://www.will.pref.aichi.jp/will.html
テーマ本:「これからどこへ向かうのか」
問い合わせ・申し込み:atsuko.ushijima@gmail.com(牛嶋)
- 「循環する読書会」東京会。
日時:2017年3月4日(土)14:00〜16:30(予定)
会場は高田馬場周辺を予定。
テーマ本:「これからどこへ向かうのか」
問い合わせ・申し込み:jyunkandokusho@gmail.com