2016/11/14 鈴木邦男

木村三浩氏の「耳順」を祝う会

①日本記者クラブで盛大に

「木村君の耳順を祝う会」11/5
「木村君の耳順を祝う会」11/5
挨拶する鳩山由紀夫さん 挨拶する鳩山由紀夫さん

11月5日(土)、午後2時半。日本プレスセンター9階(日本記者クラブ会見ルーム)に行きました。

〈木村三浩君の耳順を祝い叱咤激励する会〉でした。

初め、案内状をもらった時、この「耳順」が分からなかった。

何それ? 何と読むの?。耳の病気で寝ていて順調に回復した祝いかな。

と思ったら、どうも、60才の「還暦」のことらしい。

そうか。高校の漢文で習ったな、と思った。でも初めは、これも分からなくて、たしか還暦かな、古稀かな、喜寿かな? と迷った。

西部邁さんの乾杯の音頭 西部邁さんの乾杯の音頭

活動量もそうだが、年齢においても私は超えられたのかな、と思った。

でも60才と聞いてホッとした。

『論語』によると、60才というのは、素直に人の話に耳を傾けることができる一方、どんな話が聞こえてきても動じないさまを「耳順」というらしい。

〈まさに自らの信ずるところに従い、東奔西走する木村君の境地そのものではないでしょか〉

と、「激励する会」の事務局では書いてます。

花束を贈られる木村氏 花束を贈られる木村氏

場所もいい。日本記者クラブだ。ある新聞記者が言ってたが、「昨日は、スーチーさんがここで会見したんです。その同じ場所に立って今日は木村さんが話をする。実に意義深い、歴史的なことです」と。

発起人は政界、言論界の先頭で闘っている人ばかりだ。

青木理、小林節、小林興起、清水信次、下村満子、高野孟、西部邁、鳩山由紀夫、孫崎享、八木秀次、山口敏夫、山田正彦…と、錚々たる顔ぶれだ。

その中に、私までが入っている。発起人の一人として。申し訳ないです。

「乾杯の音頭をしてくれ」と言われたので、打ち合わせもあり、少し早目に行った。

東郷和彦さん。丸山和也さん。鈴木 東郷和彦さん。丸山和也さん。鈴木

もう一水会の若者が立ち働いている。最近は人が増えて、私の知らない若者も多い。運動が大きくなり、入りたい人が増えている。いいことだ。

外国の人もいる。日本に来ている留学生だが、会員になって運動してるという。

「どこの国?」「ロシアです」。それで、「ズドラーストヴィチェ(今日は)」と挨拶しました。

私はロシアには5回も行っている(旧ソ連の時も含めて)。

そのうち、3回はハバロフスクだ。ロシアの格闘技、「サンボ」を習うために行った。そんな話をした。

又、一水会の若者の中には、女性も4、5人いる。人権運動をやっている人。映画関係の人。

鳩山由紀夫さんと 鳩山由紀夫さんと

そして、あれっと思ったが、男装の麗人がいる。まるで宝塚のようだね、と言った。いろんな人たちがいて、運動を推進し、支えている。ありがたい。

人もどんどん集まる。

西部邁さんは久しぶりだ。挨拶したら、ブツブツと呟いている。

「俺の時は誰も還暦を祝ってくれなかった。それなのに木村君だけ、皆が祝っている。おかしい」と。

二人はよくテレビでも共演してるし、親しい。親しいが故の小言(嫉妬?)なのだろう。

考えてみたら私だって、やってない。還暦だなんて、自分でも忘れていた。知らなかった。いや、年齢を確認する集まりなんか、やるもんかと思っていたのだ。

そうしているうちに開会だ。7時10分だ。

八木秀次さんと 八木秀次さんと

司会者が挨拶する。藤生さんだ。マスコミ関係者だ。

マスコミ陣に声をかけて、今日のお祝いの会をすることになった。〈本人は嫌がってたんですが、世界に飛躍する一水会の運動を見つめ、又、ヘイトスピーチや内向きの保守運動ばかりの時に、「真のナショナリズムとはこれだ!」と身体をもって示している木村さんの運動をより知ってもらいたい。その意味で、今日の「耳順を祝う会」を持ちました〉と挨拶する。

実際の会の運営はこうしたマスコミ人がやっているのだろう。ここの日本記者クラブだって、マスコミ人でなければ借りられないし。

②西部、鳩山、宗男…と大物が

高野孟さんと 高野孟さんと

そして、来賓の挨拶。

鳩山由紀夫さん、鈴木宗男さん、山口敏夫さん、小林興起さん、と政治家が続き、八木秀次さん、西部邁さん、富岡幸一郎さん、高野孟さん…と、評論家の人々が挨拶をする。

そして、乾杯の音頭だ。私が出る予定だったが、「乾杯は外の人が来て、お祝いするのですから、一水会以外の人がいいでしょう。だから鈴木さんは最後の締めの挨拶をお願いします」と言う。

そうか、「締めの挨拶」なら、一水会の人間が、「お礼」を言うのだ。私はまだ「内輪の人間」として理解してもらえているのだ。これはありがたい。

乾杯の音頭は西部さんだった。

銀座BRBで。二次会 銀座BRBで。二次会

それから、いよいよ、木村三浩氏の挨拶。

2000年に一水会代表になってから16年。実に多くのことをやり、世界を股にかけて活動してきた。

イラクには何十回となく行っている。ロシア、インドにも何回も行き、世界の愛国者たちと連帯し、日本で「世界愛国者会議」を開いている。フランスのルペンさんを初め、世界の名だたる愛国者たちが日本に結集した。

その時は、皆の希望で、皇居、靖国神社にも行っている。

日本のマスコミがドッと押し掛けた。ルペンさんに聞いている。

参拝した人は、ほとんどヨーロッパの国会議員で、愛国者だ。先の大戦では、戦勝国だ。それなのに、負けた国の指導者たちが眠っている靖国神社に参拝している。おかしいではないか、と記者たちは聞く。

「猫目」10周年パーティ。11/4 「猫目」10周年パーティ。11/4

「おかしくない。愛国者として当然のことだ。たとえ負けても、国のために戦った愛国者だ。その愛国者を参拝し、こうして来ている。その人たちを参拝するやり方が、神道式ならば、それに従ってやる」とルペンさんは答えていた。

そして昇殿参拝をし、宮司さんから、参拝のやり方を聞いて実行していた。

ヨーロッパの議員たちは、ほとんどがキリスト教徒だ。それなのに、ちゃんと神式でお参りしている。これは偉いと思った。

この大会が終わってからは、彼らは奈良、京都に行っている。木村代表が案内をした。

島田雅彦さんと 島田雅彦さんと

これらの運動を踏まえて、一水会を率い、闘っている。「世界の一水会」として闘っている。

今年60才だが、「これからだ」と元気に言う。80才、90才までも元気で頑張ると宣言。もう30年は安泰だ。

人によっては、息子さんが20才になったら、代表を譲り、隠居するのではという噂もあった。

しかし、そんな無責任な噂をキッパリと否定。もう30年は元気でやり、90才、100才までも現役でやるだろう。頑張ってほしい。

私は、いろんなパーティに出ることがある。最近は、左のパーティの方が多いが、右翼のパーティにも出る。きまって、「あっ、木村さん!」と言われる。

秋山祐徳太子さんと 秋山祐徳太子さんと

「一水会イコール木村」と、皆、思ってるようだ。右翼の偉い人から言われると、無碍に否定するのも失礼と思い、「はい、木村です。いつもお世話になって、ありがとうございます」と答える。

それだけ一水会は「木村」なのだ。木村氏が挨拶で言っていたが、2000年に代表になり、16年だ。

じゃ、その前は誰だ。私だ。それも、1972年に作ったのだ。だから木村氏の前は30年近くになる。

ずっと代表をやっていたのは私だ。それなりに、30年間の「木村以前」は完全に忘れられ、16年間の「木村以降」だけが言われている。

これは凄いことだが、前の代表としては、少し淋しい。

③一水会の窮地を救ってくれた

「名張」に行ってきました。11/6(日) 「名張」に行ってきました。11/6(日)

一水会創立のことについては、『新右翼』(彩流社)に詳しく書いた。又、いろんなとこに書いている。

ざっとおさらいをすると、こうだ。

1970年の三島事件のあと、昔の仲間が集まってきて、1972年に創った。

その時、私は産経新聞の社員だった。いわば、サラリーマンの勉強会だったんだ。初めは。

ところが74年に会社をクビになり、私は運動の専従になり、そして若い人も集まってきて、一水会は、〈運動体〉になっていった。

いろんなこともやった。危ない目にもあった。見沢知廉氏の「査問事件」もあった。

江戸川乱歩、生誕の地でもあります 江戸川乱歩、生誕の地でもあります

警察の弾圧を食い、「もうダメだ」と思ったことが何度もあった。

仲間たちがどんどん捕まった。そんな「冬の時代」もあった。

1972年から1999年まで私は一水会代表をやった。

厳しい時代だったが、「朝まで生テレビ」や「朝日ジャーナル」などの媒体に出て、「言論戦」に加わった。

又、左翼の人たちとも知り合い、運動の幅が広がった。

特に木村三浩氏が一水会に入ってくれたことが大きい。

2000年には木村氏に代表を替わってもらった。

30年近く私は代表をやってきて、大したことはやってない。ただ一つ、胸を張れることは、優秀な後継者に恵まれたことだろう。

乱歩、生誕の地です 乱歩、生誕の地です

こう言うと私が、後継者を育てたように聞こえるが、違う。

私が教えたとか、育てたなんて、一つもない。

大体、一水会に来たときは、木村氏はすでに立派な活動家だった。むしろ、私を初め、一水会の皆は、木村氏によって育てられたのだ。

木村氏は、慶応大学を出て、その人脈も広い。

それに、根っからの活動家だ。一水会に来る前は、尖閣に渡り、実効支配をしていた。人間だけでなく、ヤギも連れて行き、今はそのヤギが増え、尖閣を〈実効支配〉している。

又、いろんな非合法闘争もやった。彼は何度も捕まった。

「毒ぶどう酒事件」の現場です 「毒ぶどう酒事件」の現場です

でも、どんな時でも、じっと耐え、被害を最少でとどめ、拡大させなかった。

彼が一言、いえば、私も捕まっていた。警察も必死になって言わせようとした。

「あれは鈴木がやらせた」「これも鈴木の命令だ」と言われたら、私はすぐに逮捕され、長期間、ぶち込まれただろう。今も入っていたかもしれない。そんな大きな事件の「嫌疑」をかけられていた。

しかし、木村氏は一切、口を割らなかった。

彼のおかげで、私は生きているようなものだ。

そして、1999年、この年も一水会は危機だった。

観音様が建ってます 観音様が建ってます

「失言家」の私が一番悪いのだが、この年は、日の丸・君が代の法制化がはかられた年だ。

私は反対して、いろんなメディアで喋りまくった。法制化なんて、とんでもないと。

ある野党の人から誘われて、国会で証言する予定だった。「ほら見ろ!長年右翼運動をしてた人でも日の丸・君が代の強制には反対している!」と、私は〈生き証人〉になる。その予定だった

。実現してたら大パニックになり、右翼に殺されていたかもしれない。

しかし幸か不幸か、審議時間が足りなくなり、この〈国会証言〉は実現しなかった。

④さらにおおきく成長してゆく

事件についての勉強会です 事件についての勉強会です

ただ、「愛国心はいらない」という発言は、いろんなとこに流れた。

「何なら、国民投票したらいいじゃないか」とある新聞で言った。

「国民投票の結果、国旗が赤旗になり、国歌がインターになったら、我々はそれを認める」と言った。

そんなことは、ありえないと思い、ハッタリで言ったんだが、これだけがドッと流された。

公安も新聞記事を持って、右翼団体を回り、「こいつはもう国賊ですよ!」と言って回った。「国旗は赤旗でもいい」なんて言ったんだし…。

伊賀忍者屋敷です 伊賀忍者屋敷です

私へのバッシングはあったが、それ以上に一水会の若者へのバッシングも大変だった。

街宣などで他の団体と共闘することがあるが、そのたびに、「おたくの代表はダメだね」「国旗は赤旗でもいいって言ってるし」「国歌もインターでいいって言ってるし」。「もう、そんな団体とは一緒にやれませんね」と、批判の嵐だった。

これじゃ、マズイ。運動ができなくなると思い、一水会を全面的に変えることにした。

まず初めは、私が代表を辞めることだ。それで木村氏に頼みこんで、代表を引き受けてもらった。

子供の忍者が歩いてます 子供の忍者が歩いてます

事務局も移り、勉強会、レコン、そして運動も一変した。広く世界に飛び出す一水会になった。私は顧問としてついて行った。

2003年にはイラクに行った。

それから、フランスに行った。国民戦線の大会に招待され、木村氏と一緒に行った。

そして、北朝鮮にも行ったし、アメリカにも行った。ベアテさんたちと憲法改正問題でトークした。又、脱原発運動にも取り組んだ。

運動の質も変わり、量も変わった。

木村氏も大変だったと思うが、でも、彼は、根っからの活動家なのだ。常に全力で活動する。凄いことだ。

資料館です 資料館です

今年は「耳順」で60才だ。90才、100才まで現役で闘うと宣言していた。頼もしい。

又、後輩たちも随分と育っている。この日も「スタッフ」の腕章をつけて、20人ほどの若者が立ち働いていた。

そして今、アメリカはトランプが大統領になった。日米安保も見直すというし、いい機会だ。応じたらいい。

「アメリカからの脱却」「対米自立」を掲げる木村代表の思う方向だ。

基地問題も大きく変わる。沖縄も変わる。木村代表の時代だ。

多くの人が集まり、期待した木村代表の「耳順」を祝う会だった。

【だいありー】

塩村あやかさん出版パーティ。11/7 塩村あやかさん出版パーティ。11/7
  1. 11月7日(月)午前中、原稿。
     午後2時、取材・打ち合わせ。
     午後6時半、京王プラザホテル。43階「ムーンライト」。塩村あやかさんの『女性政治家のリアル』を語る会。
     都議会議員・塩村あやかさんが初めて本を出した。初当選以来3年間の議員活動で、女性政治家ゆえに当面する問題、解決すべき問題などについて書いた本です。あの「セクハラ野次」についても詳しく書いてます。その『女性政治家のリアル』(イーストプレス)の出版を祝い、塩村さんを激励する集いが開かれた。
これが塩村さんの本 これが塩村さんの本

事前に電話がきて、乾杯の音頭をやってほしいと言う。エッ? 政治家のパーティでしょう、そんな所で私のような者が…と断ったんです。

でも、「初めてですし、まあ20人か30人位のささやかな会です」と言う。一つのテーブルを囲んだ、「お誕生会」のようなものか、と思ってました。20人のお誕生会ならいいか、と軽い気持ちで引き受けました。

ところが、会場に行ってビックリ。20人、30人どころか、その10倍以上いる。満員だった。それに国会議員、都議会議員、区議会議員…と、沢山の議員さんがいる。

私のような変な人間の乾杯の音頭じゃマズイでしょう。今からでも考え直して下さいよ」と言いました。でも、「いいんです」と言う。

8年前、文化放送で一緒に勉強していた。それが政治家を目指す契機になったという。その体験を大切にしておきたいと思って。

塩村さんと松尾貴史さんのトーク 塩村さんと松尾貴史さんのトーク

だから、その話をして、乾杯しました。文化放送の「夕やけ寺ちゃん活動中」で、私は水曜日のコメンテーターだった。政治家や小説家、評論家などに来てもらって話を聞いた。

その時、脚本を書いてくれたのが塩村さんだった。とてもお世話になったし、勉強になった。

それで、いろんな問題があって、考えていた。「政治が解決しないといけない問題が多い」と思ったようです。

それで、維新やみんなの党の政治塾に行き、都議会議員に挑戦して、見事、当選した。

塩村さんと 塩村さんと

そして「セクハラ野次」の厳しい洗礼を受ける。しかし、めげずに頑張っている。

私の「乾杯」の前だが、7時から開会。まず、「オープニング動画」で塩村さんの活躍を振り返り、その後、塩村さんの挨拶。それからご来賓、各級議員の紹介があり、そして私の「乾杯」だった。

そのあと、少し時間をおいて、「女性政治家のリアル対談」。塩村あやかさんと、松尾貴史さんの対談だ。これは楽しかった。楽しい中にも、政治はこれでいいのか。皆、頑張ろうと思わせる話だった。

松尾さんと 松尾さんと

このパーティ会場は43階。夜の新宿が一望できる。その眺望を楽しみながら、日本の政治について考える。そして、飲み、食べる。そこで、いろんな人たちに話しかけられました。

私も、都議会のこと、国会のことを考えました。とても有意義な時間でした。

  1. 11月8日(火)午前中、原稿。
     午後2時から、四谷区民ホール。ドキュメンタリー映画「不思議なクニの憲法」の上映会に行く。
映画「不思議なクニの憲法」 映画「不思議なクニの憲法」

この日は午前と午後と2回行われ、トークもある。午前中のトークは孫崎享さん。でも私は午後の部を見る。

上映は2時から4時半。そこから伊勢崎賢治さんのトーク。

そして、懇親会。早く着いたので、まだ孫崎さんのトークをやっていたので聞く。

終わって、楽屋に行ったら、「あっ、鈴木さんどうしたの?」と聞かれた。松井久子監督とも会う。

「初めまして」と言ったら、北海道の革新候補を激励する会で会ったという。その時、名刺交換したようだ。「だから、案内状を送ったんですよ」と。

そんな話をしてるうちに第2回目の上映だ。真剣に見る。

松井久子監督と。11/8(火) 松井久子監督と。11/8(火)

今まで、憲法についての映画は全て見てるが、これはいい。それ以上に圧倒的な迫力があって、考えさせられる。全国各地で活動している人々の声が直に伝わってくる。

大体、「不思議なクニの憲法」というタイトルもいい。おしゃれだ。〈憲法には、“私がどう生きるべきか”書いてある〉という。これもいい。私も知らない憲法の魅力を知りました。

懇親会の時、驚いたが、全国で上映会をここ数か月で700回もやってるという。

知らなかった。そこで知り合った人たちが、働き、上映会をやっている。「だって4人か5人でもやってます」と言う。個人のアパートでもやったのだ。

田中美津さんと 田中美津さんと

じゃ、「上高田上映会」でもできる。いや、「みやま荘上映会」でもできる。うん、これはいい。

監督の松井さんは、経歴を見たら、早大出身だ。私のずっと下の後輩だが、「ユキエ」「折り梅」「レオニー」「何を怖れる」などのドキュメンタリーを撮っている。

これは皆、社会派のドキュメンタリーだ。最新作は、ウーマンリブの運動というか、女性解放についての映画だ。田中美津さんが出ているという。

あれっ、田中さんとは前に会ったな、と思ったら、当日、来てました。挨拶しました。

孫崎享さんと 孫崎享さんと

「去年、福島菊次郎さんの写真展で初めてお会いしました」と挨拶したら、「その前にも会ってますよ」と言われた。

又、憲法について、お茶を飲みながら話す「ママカフェ」の集まりもあるそうだ。

じゃ、私らは、「パパカフェ」の会をするか。寅ちゃんと。でも、子供がいないとパパと言わないのか。今まで接点のなかった多くの人たちと知り合えて幸いでした。とても勉強になりました。

「沖縄タイムス」11/5 「沖縄タイムス」11/5
  1. 11月9日(水)午前中、原稿。
    午後、雑誌の対談。 夕方、打ち合わせ。アメリカ大統領選。トランプが勝った。驚いた。日本では、ほとんどの人が「クリントン勝利」と言ってたのに。
  2. 11月10日(木)午前11時、取材。 午後3時、河合塾コスモ。「現代文要約」。 5時、「読書ゼミ」。佐藤優さんの『読書の技法』(東洋経済)を読む。驚きの本だった。〈佐藤流本の読み方初公開!〉。〈月平均300冊、多い月は500冊以上〉。 ウワー、凄い! 私なんて、この十分の一しか読んでないよ。
  3. 11月11日(金)午前中、原稿。 午後2時、勉強会。 夜、家で仕事。
  1. 11月12日(土)午後1時、代々木第二体育館。大道塾の空道大会を見に行く。「北斗旗」選手権大会だ。素晴らしかった。興奮した。東孝先生とも久しぶりに会う。最後まで見て、懇親会にも出る。
  2. 11月13日(日)午前10時、川越に行く。「川越唐人揃い」を見に行く。 「朝鮮通信使」の再現パレードだ。前から聞いてたが、見るのは初めてだ。〈多文化共生・国際交流パレード〉を謳っている。そして、「朝鮮通信使を世界遺産に!」と言っている。それはいい。外に目を開いて多文化共生を考えるのはいい。 そのあと、「ウェスタ川越」へ。 〈「NPO・中帰連平和記念館」10周年。戦犯裁判・戦犯帰国60年記念集会。「いま、戦争と平和を考える」〉に行く。 元衆議院議員の伊東秀子さんが講演していた。〈戦犯だった「父の遺言」〉。 そして武野大策さんが「101歳のジャーナリスト。父、むのたけじからのメッセージ」を語っていた。そして、シンポジウム「負の連鎖を絶ち切るために」。戦争について考えさせられる集会だった。
「週刊アエラ」11/14号
「週刊アエラ」11/14号

【写真説明】

「木村君の耳順を祝う会」11/5

①11月5日(土)午後2時半より、日本プレスセンターで。〈木村三浩君の耳順を祝い叱咤激励する会〉が開かれました。開会のあいさつをする藤生さんです。

挨拶する鳩山由紀夫さん

②挨拶する鳩山由紀夫さんです。

西部邁さんの乾杯の音頭

③西部邁さんが「乾杯の音頭」です。

花束を贈られる木村氏

④木村三浩氏に花束と赤いマフラーが贈られました。

東郷和彦さん。丸山和也さん。鈴木

⑤東郷和彦さん。丸山和也さん。鈴木。

鳩山由紀夫さんと

⑥鳩山由紀夫さんと。

八木秀次さんと

⑦八木秀次さんと久しぶりに会いました。

高野孟さんと

⑧高野孟さんと。

銀座BRBで。二次会

⑨二次会は銀座のBRBでやりました。ここも沢山の人が参加しました。

「猫目」10周年パーティ。11/4

⑩11月4日(金)。新宿の文壇バー「猫目」が10周年を迎えました。それをお祝いする会が学士会館で開かれました。大勢の人が来てました。(左から)康芳夫さん。佳菜子ママ。鈴木。中森明夫さん。

島田雅彦さんと

⑪島田雅彦さんと。この後、挨拶し、オペラを歌ってました。

秋山祐徳太子さんと

⑫秋山祐徳太子さんと。佳菜子ママの絵の先生です。

「名張」に行ってきました。11/6(日)

⑬11月6日(日)「名張(なばり)」へ行ってきました。京都から近鉄に乗り換えて、1時間です。

江戸川乱歩、生誕の地でもあります

⑭名張駅前には、こんな看板が。江戸川乱歩が生まれた所でもあります。

乱歩、生誕の地です

⑮それで、まず、この生誕の地を見ました。ここに家があったんですね。碑だけあります。

「毒ぶどう酒事件」の現場です

⑯それからレンタカーを借りて、「事件現場」へ向かいます。「名張毒ぶどう酒事件」がここで起きました。公民館があったのですが、そこは取り壊されて、更地になってました。

観音様が建ってます

⑰遺体はここで解剖したそうです。そのあとに、観音像が建ってます。

事件についての勉強会です

⑱名張駅前の食堂で部屋を借りて、今日の総括・反省会です。

伊賀忍者屋敷です

⑲そのあと、車で、伊賀上野に行きました。そこに城があったんです。そして、今は、伊賀忍者屋敷になってます。見学しました。実は私は3度目です。

子供の忍者が歩いてます

⑳外には、見物の子供でしょうか。忍者になり切っていますね。

資料館です

㉑資料館です。これは忍者の装束ですね。他に、川の渡り方、天井の歩き方。食事をしないで生きる方法、記憶術などが書かれてます。私も3度目ですし。〈記憶術〉はかなりマスターしました。

塩村あやかさん出版パーティ。11/7

㉒11月7日(月)。〈塩村あやか『女性政治家のリアル』を語る会〉。午後7時から京王プラザホテル・43階「ムーンライト」で。私が乾杯の音頭をさせられました。

これが塩村さんの本

㉓この本の出版パーティです。『女性政治家のリアル』(イースト新書)。

塩村さんと松尾貴史さんのトーク

㉔塩村あやかさんと松尾貴史さんの対談が30分。とてもよかったです。

塩村さんと

㉕塩村さんと。

松尾さんと

㉖松尾貴史さんと。

映画「不思議なクニの憲法」

㉗映画「不思議なクニの憲法」の上映会に行きました。11月8日(火)です。とてもいい映画で、考えさせられました。

松井久子監督と。11/8(火)

㉘映画のあと、懇親会があり、そこで松井監督とお話をしました。

田中美津さんと

㉙田中美津さんと。松井さんは田中さんを主人公にした映画も撮ってます。田中さんは女性解放運動のさきがけです。

孫崎享さんと

㉚孫崎享さんと。午前中の部が終わって、講演し、そのあと映画の上映。講演の間、ずっと待っていて、懇親会まで残ってくれました。

「沖縄タイムス」11/5

㉛「沖縄タイムス」11月5日に出ました。警察官の「土人発言」について話してます。

「週刊アエラ」11/14号

㉜「週刊アエラ」(11月14日号)に原稿を書きました。山平重樹氏著『激しき雪=最後の国士・野村秋介』(幻冬舎)の書評です。力作です。丸善では「ノンフィクションの部」で1位になってました。

【お知らせ】

  1. 月刊『創』(12月号)発売です。「沖縄・高江の現場は今」「日弁連・死刑廃止宣言」「竹中労・偲ぶ会と樹木希林」などが特集されてます。私の連載「言論の覚悟」では、〈敵から学んだ〉を書いてます。
  2. 月刊『紙の爆弾』(12月号)が発売中です。中山千夏さんの「私的運動史から見た日本のメディア」。「日弁連『死刑廃止宣言』の波紋」などが特集されてます。私の連載「ニッポン越境問答」では、赤尾敏さんの姪の赤尾由美さんと対談しています。こうして対談するのは初めてです。とてもいい話を聞けました。
  3. 「Yahooニュース」で〈変わりゆく「右翼」。「愛国」の現場から〉が載っている。私も取材されたので、出ています。
  4. 『現代用語の基礎知識』(2017年版。自由国民社)が送られてきました。これは貴重な本です。かなり厚いですし、2750円です。
     でも、それだけの価値はあります。〈言葉の解説を通して、現代社会の核心が読める。日本でただひとつの新語・新知識年鑑〉と書かれています。
     とにかく〈現代用語〉については詳しいです。〈113のジャンルから現代社会の“今”を捉える〉と書いてます。
     さらに、今の代表的論者が、今の「問題」について提言します。それが、〈特集〉です。
     たとえば、「天皇の生前退位を考える」。保阪正康、河西秀哉、松崎敏弥が発言しています。「相模原施設事件を考える」などです。
     「安倍政権の強靭さを考える」では、内田樹、五野井郁夫、小川仁志、木村草太、そして私も書いてます。
     (あっ、それで私にもこの本が送られてきたんですね。高価な本をすみません)。
  5. 11月7日(月)「週刊アエラ」(11月14日号)発売。原稿を書いてます。山平重樹氏の『激しき雪=最後の国士・野村秋介』(幻冬社)の書評を書いてます。
  6. 11月24日(木)午後6時半。三島由紀夫・森田必勝両烈士顕彰祭。ホテルサンルート高田馬場3階大会議室。
    第1部 顕彰祭
        斎主 島田康夫(譲葉神社禰宜)
    第2部 追悼記念講演
        講師 保阪正康(作家)
        演題 「昭和史と三島事件=歴史的視点からの考察=」
    第3部 直会(なおらい)会場 祭ばやし
    玉串料 2千円
    (申し込みはお電話で。03(3364)2015)
  7. 11月25日(金)午後6時。憂国忌。星陵会館大ホール。シンポジウム「三島由紀夫 最後の檄文と改憲」。
  8. 「循環する読書会」名古屋会。
    日時:2017年2月5日(日)13:30〜16:30
    参加費:3,000円 終了後に懇親会があります(希望者のみ。参加費は別途)
    場所:ウィルあいち 名古屋市東区上竪杉町1番地
    http://www.will.pref.aichi.jp/will.html
    テーマ本:「これからどこへ向かうのか」
    問い合わせ・申し込み:atsuko.ushijima@gmail.com(牛嶋)
  9. 「循環する読書会」東京会。
    日時:2017年3月4日(土)14:00〜16:30(予定)
    会場は高田馬場周辺を予定。
    テーマ本:「これからどこへ向かうのか」
    問い合わせ・申し込み:jyunkandokusho@gmail.com